マンションを売却したいけど失敗したくないとお悩みではありませんか？マンション売却で失敗しないためには、いくつかポイントがあります。この記事では、マンション売却の際に失敗しないポイントや、トラブルを避けるための注意点についてご紹介します。事前に知っておくだけで、マンション売却後のトラブルが避けられます。

マンションの売却でよくある失敗とは

マンションの売却でよくある失敗とは、次の3つがあげられます。

不動産会社や担当者に関する失敗

マンションの売却でよくある失敗の1つは、不動産会社や担当者選びです。小さな不動産会社の場合、売却を依頼してもなかなかチラシに掲載してくれず、売却活動が滞ってしまう場合があります。このような場合、明確に売却したい意志が不動産会社に伝わっていないことが考えられます。

まずは、早急に売却したい旨をはっきり伝えましょう。それでも宣伝活動をしてくれない場合は、別の不動産会社に依頼しましょう。マンションを売却する際は、担当者の人柄も重要です。不動産業界の営業は個人商店のことが多く担当制なので、ほかの営業が口を出すことはほとんどありません。そのため、担当者の人柄によって納得いく売却となるかどうかが左右されます。担当者とよくコミュニケーションをとって、信頼できる人柄か確認しましょう。

売却価格や費用に関する失敗

マンションの売却でよくある失敗の2つ目の原因は、価格です。不動産は、立地条件などによってだいたい相場が決まっています。相場より価格が高いと買手がつかず、なかなか売れません。まずは、物件掲載サイトを参考に該当地域のマンションの相場を調べましょう。また、マンションが売却できた際には、全額手元に残るわけではありません。不動産屋を介して売却した場合は、仲介手数料を支払う必要があります。

そのほか、不動産登記にかかる司法書士報酬の支払いも必要です。売却したマンションに住んでいる場合は引っ越しをする費用や、場合によってはハウスクリーニングなどの費用もかかります。マンションを売却する際は、諸経費も考慮しましょう。諸経費がわからない場合は、不動産会社の担当者に教えてもらいましょう。

売却したいマンションの状態に関する失敗

マンションの売却でよくある失敗の3つ目の原因は、マンションの状態です。買手が購入するマンションを決める際、マンションの中を見学します。買手がマンションを見た時に、室内がちらかっていたり汚れていたりすると心象が悪くなり、購入してもらえません。また、担当者が販売活動のためにマンションを訪れ、マンションの状態を確認したり、宣伝のための写真を撮影します。写真は、買手に興味をもってもらうための重要な資料です。写真うつりが悪いと買手に興味をもってもらえません。

こうした失敗を避けるためにも掃除や片付けをしっかりおこないましょう。そのほか、給湯器などの設備や、給排水管、シロアリなどの不具合がある場合に担当者に報告をします。売却後、設備や給排水管などの不具合があった場合に「契約不適合責任」で修繕を求められる場合があるので、必ず報告しましょう。

マンション売却で気を付けたい失敗回避ポイント

マンション売却で気をつけたい失敗回避ポイントは次の4つです。

担当者の話をよく聞く

売却を依頼する不動産会社や担当者がどういった販売活動をするか、担当者が誠意を持って接してくれているかを確認しましょう。売却査定を依頼した場合には、査定した金額の根拠を聞くのも1つの方法です。最近では、査定ソフトに打ち込んだだけで返答する担当者もいます。きちんと根拠を示して説明してくれる担当者は、誠実な担当者といえるでしょう。

売却しやすいようマンションの状態をよくする

マンションを早く、高く売却するためにはマンションの状態をよくすることがポイントです。荷物を片付けたり、部屋を清掃することで買いたいと思われるようなマンションの状態にしておきましょう。宣伝用の写真を撮影する際も、きれいに見えるよう清掃や片付けが必要です。売却を決めた時点で、片付けや清掃をおこないましょう。

なお、マンションに気づかなかった不具合があった場合にも「契約不適合責任」として売主が修理をしなければなりません。マンションに不具合がないか調査し、事前に修繕しておきましょう。

諸経費を計算し支払いに備える

マンションの売却には費用がかかります。不動産会社などに支払う仲介手数料などは、売却金額から差し引かれることもありますが、引っ越し費用は売主が支払わなければなりません。売却に伴う諸経費で、資金を用意しておく必要があるものを事前に計算し、用意しておきましょう。

売却期日を決める

マンションの売却には、売却期日を設けましょう。不動産会社にあずけて1年以上経つ物件は、なんらかの売れない原因があります。たとえば、価格がマンションの状態に見合っていない、地域の相場にあっていないなどです。まずは、担当者に原因を確認し、対策をしましょう。

マンション売却後トラブルにならないためには

マンション売却後トラブルにならないためには、次の2つに注意しましょう。

マンションの不具合を把握し修繕や報告をしておく

不動産売買には「契約不適合責任」というものがあり、売却したマンションに気づかなかった不具合が見つかった場合、売主が修繕するというものがあります。この修繕を履行しなかった場合、売却金額の減額や契約解除などのトラブルにつながるので注意が必要です。こうしたトラブルを避けるためにも、マンションの不具合を把握し、修繕や報告をしましょう。

売却後の税金について確認しておく

マンションが買った金額よりも高く売れた場合には、確定申告をする必要があります。また、損失が出た場合に特別控除が受けられたり、買い替えに特例の適用が受けられる場合もあります。とくに売却で利益が出た場合には、申告漏れを防ぐためにも、売却後の税金について確認しておきましょう。計算方法など詳しいことがわからない場合には、専門家に相談してみるのもよいでしょう。

まとめ

マンションの売却は事前にポイントを知っておかないと、トラブルになってしまうこともあります。高く売りたいからといって、不具合を伝えずにいると契約違反になってしまうので注意しましょう。また、マンションの売却を失敗したくない場合は、信頼できる担当者に依頼し、よく相談したうえでマンションの状態を改善しましょう。

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