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よくあるトラブルから学ぶ!土地売却時の注意点とは

公開日:2022/12/15  最終更新日:2022/11/25


親から土地を相続したけれど使い道がないという人は売却を検討することになるでしょう。土地の売却は金額が大きい取引となりますが、注意不足によってトラブルになってしまう可能性もあります。今回は土地売却時によくあるトラブル事例や注意点について解説します。土地売却を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

土地売却のトラブル事例とは

まずは土地売却でよくあるトラブルの事例についていくつか紹介します。

上物が残った状態での売却

土地の売却には更地の状態ではなく、上物が残っているケースもあります。上物が新しければ家屋も評価の対象となりますが、上物は築20年を超えると価値がほぼなくなってしまいます。上物が残った状態では解体費用が必要となるため、売却がうまく進められないという事態に発展してしまいます。

名義人によるトラブル

次に土地売却のトラブルとしてよくあるのが、名義人が自分の名前になっていないことによるトラブルです。たとえ親から相続した土地であっても、登記による名義変更をしていなければ土地を売却できません。不動産の売却は登記上の所有者にしか権限が認められていないため、相続登記をしていないことでトラブルになってしまいます。

実測面積が登記上より小さい

昔から所有している土地に起こりがちなトラブルとして、実測面積が登記上の面積よりも小さいということで想定していた売却価格とならない事例です。土地は区画や道路の変更によって面積が変わってしまう可能性があるため、現時点での面積が過去の登記時の面積より小さくなってしまう可能性があります。

土地売却で失敗しないためにできること

よくある土地売却のトラブルについて事例を紹介しましたが、どのような対策をとるとよいのでしょうか。土地売却で失敗しないためにできることは以下のとおりです。

相場を調べておく

土地の相場は不動産会社に聞けば教えてもらえますが、不動産会社の査定額が適切な価格であるかどうかを判断するために、事前に自分で相場を調べておくことが重要です。不動産会社の中には、依頼を受けるために相場よりもかけ離れた高い金額を提示してくる可能性があります。提示された金額が妥当であるか判断するために自分で相場を調べておくことは重要です。

測量図を準備しておく

実測面積が登記上より小さいことで売却額が低くなってしまうというトラブルを紹介しましたが、測量図を事前に準備しておくことで回避できます。査定時点で正確な数字を把握しておくためにも、早めに用意しておくことをおすすめします。

査定は複数社に依頼する

土地の売却時には事前に査定が必ず入りますが、複数社に査定を申し込むようにしましょう。相場は決まっていますが、不動産会社によって査定額が異なる可能性があります。また、不動産会社はエリアによって得意不得意があるため、情報収集も兼ねて複数社に依頼することで土地売却の失敗を防ぐことにつながります。

土地をよい状態にしておく

土地を売却する際は、土地をできる限りよい状態にしておくと査定時の印象がよくなります。とくに更地の場合は草が生えていたり、ゴミが捨てられていたりする可能性があります。土地を掃除するなどしておくことも土地の売却では重要となります。

土地売却は事前の準備が必要不可欠

土地売却で失敗しないためにできることについて紹介しましたが、事前準備が必要不可欠となります。土地売却における事前準備について注意すべき点について解説します。

書類の事前準備

土地を売却する意向を固めた段階で、まずは必要な書類を確認しましょう。登記関係の書類や固定資産納税通知書、測量図などさまざまな書類が必要となります。住民票や印鑑証明書といった有効期限が決まっている書類もあるため、余裕を持ったスケジュールで準備することが大切です。

契約方法について調べておく

土地を売却するうえで、仲介する不動産会社と媒介契約を結ぶことになりますが、媒介契約には専属専任媒介契約、専任媒介契約、一般媒介契約の3パターンあります。たとえば専属専任媒介契約は、ほかの不動産会社に売却を依頼できなくなるなどの制約があります。それぞれの媒介契約の特徴を把握して希望する媒介契約を決められるようにしておきましょう。

不動産会社への依頼方法

書類の準備や情報収集、不動産会社との契約方法がある程度固まったら、不動産会社への査定依頼に入ります。査定依頼にも、インターネットによる簡易的な査定や現地訪問による査定の2種類があります。まずは簡易査定を受けたうえで、信頼できそうな不動産会社に訪問査定をしてもらい絞り込んでいくことをおすすめします。

まとめ

今回は土地売却時によくあるトラブルや注意点について解説しました。土地の売却でよくあるトラブルとしては上物が残った状態であること、名義人の変更がなされていないこと、実測面積が登記上より小さいことなどが挙げられます。土地売却で失敗しないためには事前に相場を調べることや複数社に査定するなどの対策が必要です。土地売却は事前の準備が必要不可欠となるため、余裕を持ったスケジュールで臨みましょう。

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