新潟市で不動産売却をするときには、大きな金額が動くことになるので失敗は避けたいものです。ここでは初めて不動産を売る時に業者や購入希望者との取引での条件の決め方や価格について、わかりやすく紹介していきます。依頼する前に確認しておくべきことを知っておいてまとめておくことで、実際に交渉を進めていくときにもスムーズに行うことができます。

売却する理由を確認し状況によってまとめる

新潟市で不動産を売却することは一生のうちで何回も経験することではなく、先に大まかな流れや売却理由や条件を確認しておくと行動もしやすくなります。

まず、生活スタイルや家族構成の変化、環境や経済状況の変化など、売却する際にはいろいろな理由があります。子どもが大きくなったので広い家に住みかえる時や、定年退職したので実家に戻るなど、売りたい理由を具体的に整理します。それから住み替えの時期や手元の資金の確認など、希望や経済状況などを把握しましょう。これを整理することで売却価格や時期などの条件、新居を購入するのか賃貸を利用するのか、他にも売却しないで賃貸物件として貸し出すなど、いろいろなイメージを持てます。

買い換えでの売却だと、所有物件の売却時期と新しく取得する物件の購入時期をどう調整するかが重要です。転勤などの理由で住み替え時期が決まっているなら購入時期、予算に制限があるなら売却価格を重視して検討していきます。買い換え計画は住み替えの事情なども考えてから立てていくことが大事です。

売却と購入をある程度平行して行うなら価格や引き渡し時期などを、それぞれバランスを考えながら交渉をしないといけません。ただし、契約条件は相手方の意向で左右されるので難しくなることもあります。売る価格を先に決めてから新居を購入する場合、予定の売却額を踏まえてから新居の購入が検討できるので資金計画が立てやすいです。この場合は売却契約が先なので、購入の進捗状況により今の住まいの引き渡し時期も調整することになります。

購入希望者の条件確認と交渉の仕方

新潟市で不動産売却を進める際、購入希望者が出たら契約に向けて交渉を始めます。価格、引き渡し時期、代金の支払い日など、希望者が提示した条件に基づき進めていきます。

業者を通して希望者から買付証明書が売主へ提示され、これには購入希望価格・代金の支払い条件・引渡し希望日などが記載されています。売主はこれを確認してから具体的な交渉をするかを決めて、そのあとは売主側の業者と買主側の業者が交渉を行うのが一般的です。業者は売主と買主の希望条件を確認してから、これまでの経験などを基に解決策を出して調整していきます。

交渉は単純に購入希望者の条件をすべて受け入れたり、業者のアドバイスのままで進めたりしないで、納得できる内容かを慎重に判断します。中でも、価格は互いに譲れないことが多く、業者からの市場動向情報やアドバイスも参考しながら、最終的には自分で判断します。価格は他の条件と一体で調整したりしますが、建物や設備に不具合があると補修をしない代わりに売却価格を下げるなどの調整も可能です。複数合わせて交渉をすることもあるので、業者とよく相談してみてスムーズに進められるようにしていくことも大事です。

これには、売買価格・手付金・引き渡し時期・契約不適合責任の期限など以外にも、土地の実測を行うか、実測を行うときにも実際の面積に応じた売買代金の清算をするかも調整します。建物の設備補修や古い家があるときは撤去の有無、公租公課などの精算方法や金額などがあり、それぞれ一つずつではなくて、複数あわせて行うこともあります。

不動産の価格の基本的な決め方と評価

新潟市で売却を検討するときに大きな課題となってくるのが価格です。不動産は個別性が大変強い資産なので、判断が極めて難しいでしょう。最終的に、業者などの専門家の意見を参考にして価格を決めることになりますが、金額の合理的な判断手法はないようです。

不動産だと同じものがなく、同じ新潟市の土地でも形・面積・方位・接する道路状況などで価格が違ってきます。同じ棟のマンションも階数・間取り・部屋の方位・管理状況で違い、価格を判断するには立地条件や物件の特徴を把握して、物件ごとに検討します。市場には相場の動きがあり、同じ不動産でも取引する時期が違うと価格も変わることもあり、市場全体の動向も踏まえてから時期に応じて検討しないといけません。

提示された金額に対して買うか買わないかの二者択一ではなくて、売主と買主がそれぞれ希望の条件を出して調整し、合意してから価格が確定します。個別の取引ごとに決まるため、客観的なデータだけで完全に検証はできません。できるだけたくさんの情報を収集してから、価格に対して自分なりの検討を充分に行うことが大事です。

さらに最終的な取引相手と誠実に交渉を重ねていき、納得して取引することも重要です。ちなみに、土地やマンションだと取引事例比較法で査定することが多く、これは不動産の取引事情などの価格と比較してから対象の価格を査定します。

不動産売却は生涯に1回だけとはいえませんが、高額な取引になることは間違いありません。売る側も買う側も慎重になるのは当然でしょう。トラブルもなく、よりよい条件で売るには事前にある程度の知識を学んでから、情報収集をすることが重要です。

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